瓦についての豆知識や歴史と伝統に培われた奥深い瓦の世界をご紹介します。日々の屋根工事の施工実績の掲載もしています
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瓦の凍害
今日は現地調査に行ってきました。
現場についた瞬間にわかってしまうこの光景・・・・・
『瓦って長く長く使えるんじゃなかったっけ?』
と思ってしまいます。
瓦の表面が凍害によりボロボロになってしまう現象です。
原因は様々で焼成時の問題、釉薬の問題、気象の問題などなど・・・・・
しかし、お客様に聞いたところ、葺き替えをして25年~30年……
瓦にしてはだいぶん早いような気がします。
結局のところ、富山の気象に瓦が合わなかったということになります。
最近は、黒い釉薬の瓦を『富山ブラック』と言われてるらしいのですが、富山ブラックは富山で作られた瓦、最低北陸で作られた瓦を指すと自分は思っています。
みのわツイン瓦
小松瓦
など、地域に根差した瓦が地方産富山ブラックと名乗れるのではと思います。
瓦の良いところは、他の屋根材とは比べ物にならない、耐久性かと思います。
ちなみに、この瓦を製造しているメーカーは、残念ながらもうありません。
大変なのは、お客様です。
選ぶ瓦は慎重にいきたいです。