瓦についての豆知識や歴史と伝統に培われた奥深い瓦の世界をご紹介します。日々の屋根工事の施工実績の掲載もしています
瓦の良さ
陶器瓦の特徴
窯業系 ⇒ 粘土瓦
・セメント系 ⇒ 化粧スレート、厚形スレート(PCかわら)
・金属系 ⇒ 鉄板、銅板など
・天然系 ⇒ 萱(かや)など
屋根材にはそれぞれ特色があります
富山県の屋根材としてに多く使われている粘土瓦
特色をまとめてみました
◆アスベスト
粘土瓦は粘土という天然素材から作られるもので、アスベストは従来から一切使用していません。
◆断熱性
粘土瓦はその材質や厚さ(20mm弱)から断熱性があり、外気の熱が住宅内部に伝わりにくい性質をもっている。このため、冬は室内の暖気が屋根を通じて逃げにくく、夏は外気の熱が室内に入りにくいので、住生活での省エネ効果が他の屋根材と比べても非常に高いです
◆耐久性
粘土瓦は陶磁器と同じように高い温度で焼成した無機質材なので、屋根に葺いた後、直射日光、太陽熱、紫外線等に非常に強く長持ちします
ちなみに、奈良の元興寺の屋根は1400年以上前の瓦が現在もなお一部使われています
◆耐火性
粘土瓦は不燃性であり、また、その厚さ(20mm弱)から熱を通しにくいので、耐火性に優れた屋根材です。
江戸時代、江戸城下はたびたび大火災が発生した。1720年(享保5年)3月に発生した大火により、徳川幕府は、江戸城下の建築物を白壁、瓦葺き、土蔵建築を奨励する公示を行ったとされており、当時から瓦の耐火性が認識されていたといえます。
◆防音性
瓦の厚さ(20mm弱)から室内の音を室外に伝道されにくく、住宅の防音性効果(遮音)があります。