瓦についての豆知識や歴史と伝統に培われた奥深い瓦の世界をご紹介します。日々の屋根工事の施工実績の掲載もしています
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平板袖瓦補修工事
富山市にて平板瓦の袖瓦補修工事をさせていただきました。
長年の漏水による下地垂木の腐食で平板瓦の袖瓦が8枚セットで落下しています。
人に被害が無くてよかったです。
今回は他の箇所も心配でしたので、袖瓦部はすべて解体して下地をやり直してから復旧となりました。
雨漏りの原因はこちらです
↓
この手の袖瓦には必ず捨て水切りという板金が入るのですが、この箇所だけ何故か板金が入っていませんでした。
足りなかったのでしょう(-_-;)
このように他の所は板金が入っています。
板金もルーフィングも寸足らずですが・・・・・
長年少しずつ水が侵入して下地が大変なことになっています。
しっかりと補修させていただきました。
瓦を解体していきます ↓
下地が腐食している部分は補修して、下葺き材(カラールーフィング)と流水テープ⇒瓦桟木⇒捨て水切りの板金を取り付けます。
屋根勾配が12寸と足場がないとほぼ工事が不可能なレベルです。
腐食していた下地の垂木もしっかりと直します↓
平瓦と袖瓦を復旧します
大棟のずれている部分も補修しました↓
勾配違いの取り合い部分も漏水が見られたので、補修しました。
これで安心です。
この度の工事依頼、大変にありがとうございました。
瓦の色が特殊なのとすでに廃盤になった平板瓦でしたので、瓦を用意するのがほぼ特注となりましたが、しっかりと直すことが出来ました。
これで袖瓦から雨漏りすることはありません。
この建物を末永くお大事になさってください。