瓦についての豆知識や歴史と伝統に培われた奥深い瓦の世界をご紹介します。日々の屋根工事の施工実績の掲載もしています
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福島県沖地震 (2021年)
2021年2月13日福島沖でマグニチュード7.3の地震が発生しました。
震度は6強
福島県や宮城県南部の地域に被害がありました。
東日本大震災から10年。
東日本大震災の際は自分たちも復興のお手伝いをさせていただいたのが、つい昨日のように感じます。
今回は範囲が小さいとはいえ、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
大きな地震が起こるたびに
瓦が脱落した映像がテレビにて流され
そのたびに瓦=重い=地震に弱いと言われ続け
瓦は住宅から
徐々に姿を消しつつあります。
阪神淡路大震災が発生した1995年から
瓦が徐々に減り続け
現在の瓦の出荷枚数は
1995年(自分が今の仕事を始めて2年目)に比べて
9分の1という
絶望的な数字となっています。
このままでは
自分の大好きな瓦
が無くなってしまうことでしょう。
現に当社の仕事も
板金屋根が増えてきました。 (このHPには板金工事の記事はあまり載せてませんが・・)
しかし、当社は名前に
瓦
が付いていますので
とことん瓦
にこだわっていきたいと思います。
出荷枚数が全盛期の9分の1
とはいえ
ゼロになったわけでもありませんし
仕事が減っているわけでもありません。
日本において1400年の歴史がある瓦
確かに重いです。
職人さんの足腰にも優しくありません。
作業時間もかかります。
しかし、50年以上もノーメンテナンスで家も守ってくれる瓦
(すべての瓦がそうではありませんが・・)
他の屋根材ではまず無理でしょう。
昨今の住宅の10年保証制度では
長期メンテナンスフリーである瓦は必要ないかもしれませんが
自分の大切な家は
永く持つに越したことはないと思います。
そんな素敵な
瓦
素敵で気合の入った瓦のみ
次世代に残していきたいと思います。