瓦についての豆知識や歴史と伝統に培われた奥深い瓦の世界をご紹介します。日々の屋根工事の施工実績の掲載もしています
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大雪被害ではなく人災・・・・・
富山市にて雨漏り修理をさせていただきました。
大雪による太陽光架台からの雨漏りとお聞きして、現地に伺ったのですが・・・
随分前から雨漏りしているとのこと
太陽光パネルを支えている架台の取り付け部分からの雨漏りでした。
架台の支持部である
支持金具の下の瓦が全滅です。
↑ 解体後
瓦がバキバキに割れています・・・・・・
瓦屋根でこの工事をする場合は、下の瓦に負荷がかからないように処置をしなくてはいけません。
これでは雨漏りして当然です。
この工法は今は殆どされていませんが、当時(10年ほど前)はこの
支持金具工法を推奨しているメーカーがたくさんあり
いつも
『このやり方は、雪国では絶対にダメ』
とメーカー担当者に言い続けていました。
基本的には、瓦に負荷をかけないやり方もありますので
当社が施工であれば
このようなことにはなりません。
これは大雪被害ではなく
人災ですね(-_-;)
今回は二度と雨漏りしないように(瓦が割れないように)施工させていただきました。
当社に在庫してあった支持瓦(アルミ製)をあるだけ取り付けました。
軒先側に行けば行くほど
重量負荷がかかりますので、軒先側優先です。
ラック取付↓
パネル設置 ↓
完了です。
ありがとうございました。
当社が太陽光パネル設置工事を始めたのは
約15年前
住宅用太陽光が出始めた頃に
自分が施工した瓦屋根に
設置業者が太陽光パネルを設置し
雨漏りが発生し
とても悔しい思いをしたのがきっかけです。
屋根の工事は
屋根の専門家がやるべきだと
今も思っています。
太陽光パネルの雨漏りは
今でもたくさんあり、この先も増えてくると思います。
今まで培ってきた
経験を生かして一件でも安心安全の屋根を提供できるようにしていかないといけませんね。