瓦についての豆知識や歴史と伝統に培われた奥深い瓦の世界をご紹介します。日々の屋根工事の施工実績の掲載もしています
堀瓦工業 堀ブログ
葺直し工事 カチカチの瓦
入善町にて
屋根瓦葺直し工事をさせていただきました。
築50年超え
このかっこいい瓦も50年超え
人間でいうと
おっさんです。
しかし、この瓦は焼が強く
まだまだ頑張れます。
100年目指しましょう。
お客様の要望もあり
本来なら捨てられるはずのこの瓦を再利用します。
富山では瓦を再利用する工事を
葺直し工事
といいます。
銅線止めですし、高温で焼成してあるため
瓦の行儀がとても悪く
葺き手を選んできます。
近年は
こういう瓦を葺ける職人さんがどんどん引退されて葺き手がものすごい勢いで減っています。
ですので、こういう瓦は
廃棄処分となり
誰でも葺ける瓦を屋根に上げるのが支流となっています。
ダメですね
ダメなので、当社はこういう仕事を大切に
喜んでさせていただきます。
工事中の様子
瓦移設 ↓
築50年
ノーメンテナンス
こんな屋根材は
気合の入った瓦だけです。
谷部銅板の腐食により雨漏りしていました。
しかし、50年ノーメンテナンス
素敵です。
下地工事 ↓
素敵な既存下地(トントン葺き)を残し、野地板を施工します。
下葺き・桟木打ち ↓
瓦復旧 ↓
安定の銅線止め
富山県の瓦は
大昔から全数緊結です。
来年法制化される
屋根瓦のガイドライン工法やらは
大昔から実施しています。
高温で焼き締めた行儀の悪い瓦
行儀は悪いですが
最強です。
風合いも最強です。
素敵です。
素敵です。
完成です。
ありがとうございました。
100歳目指して
頑張ります。