こんにちは
今日は、昨今
窓際に追いやられている瓦について少し説明したいと思います。
地震が来るたびに
重いだの、崩れるだのと嫌われる瓦
瓦が多いと言われる
ここ、北陸でも
新しい団地は
十件に一件ぐらいしか瓦屋根がありません。
ほとんどが鋼板屋根(板金屋根)です。
まあ、軽いにこしたことはありませんが・・・・・
当社も板金屋根はよく施工させていただきます。
軽くて、加工も容易で値段もそこそこ
そして、最近はSGL鋼板になり、25年穴あき保証がついていますので、
それは人気になります。とても良いものです。
最近は同じ屋根材として瓦と鋼板屋根が比べられますが、
自分はここが間違っていると思います。
本来、瓦と板金屋根材は比べるものではありません。
ヘビー級とライト級が勝負するようなものかと思います。
瓦が板金屋根材の真似をして
「軽量瓦」とか言っていますが、
全くお話になりません。
瓦は重いもの
軽くしては、瓦の良さが90%消えてしまいますね(-_-)
瓦の良さは、あくまで
焼き物
ということです。
精度が悪くて当たり前、
長く長く、長寿命な屋根材です。
最低25年はノーメンテナンス
焼きが強いものは100年越えても使えるのが瓦です。
しっかりと瓦の長所を生かして、
要所要所に使用したいと思います。
この瓦は弊社ギャラリー棟のポーチ屋根に使用した、
唯一最後の富山県産瓦(みのわツイン瓦)の試験焼き用の瓦です。
6回ほど窯に入って、焼かれています。
アホみたいに行儀が悪いですが、硬く強度はとても強いです。
見た目も大切ですが、瓦は耐久性も大事です。
とても良い瓦かと思います。